研究テーマ
インターディシプリナリー・アプローチによるアジアの食料安全保障強化とコミュニティ開発
研究概要
アジア農科大学連合(AAACU)、東南アジア教育大臣機構農業高等教育研究地域センター(SEARCA)とのネットワークを強化し、ASEANの主要な教育研究機関との連携をもって、食需要の多様化と気候変動に対応した食料安全保障の強化と栄養改善をインターディシプリナリー・アプローチにより展開する。
- 低生産地域に順応できる環境ストレス抵抗性の高い動植物遺伝資源を見いだして開発経済生物資源へと育成し、地域資源として産業に導入するための技術の開発と馴化する。
- 持続的で循環型の生産社会システムの構築に貢献するため、農業残渣や加工残渣、食品残渣の再資源化と利活用のための技術開発を行う。
- 新資源導入による生産拡大と副産物の再資源化における生産・製造コスト/ベネフィット分析、付加価値構造への寄与の解析、効果の評価を行い、バリューチェーンの各レイヤーにおける強みや問題を明確にして改善に資する。
- 開発資源・技術の普及・教育、それによる農畜生産の向上を食料安全保障の強化に効果的に結びつけるともに、栄養改善による健康福祉の向上を目指し、コミュニティ開発の一助とするためのモデル化を検討する。
中心となる研究者
- 江原宏(アジア共創教育研究機構・教授)
- 竹下広宣(生命農学研究科・准教授)
- 立川雅司(環境学研究科・教授)